構造化されたデータと構造化されていないコンテンツを結びつけるもの

2011/03/05 · · 投稿者 Masayuki Kojima

社内外にいろいろな形(データベース、スプレッドシート、文書、PDFS、SharePoint、電子メール、ブログ、Wikiなどなど)で散在する情報やノウハウを集約して知識、インテリジェンスとして掌握することが企業成功の鍵であることは長く言われているが、解決できていない問題と言える。
この長く未解決な問題を解決するには、検索エンジン、ビジネスインテリジェンスツール(BIツール)、プロセスオートメーションなどの考えを統合する必要がある。言い直せば、単に検索エンジンをいれれば、単にBIツールをいれれば解決できる問題ではない。これらを統合する必要がある。

顧客データベースと販売データベースから、A社への売り上げとA社の基本情報を関連づけて知ることはできる。データベースとSQLの問題だ。売り上げと地域、季節などの関係を知ることができる。BIツールの得意とするところだ。
SharePointに入っている営業の日報からA社への営業活動を知ることはできる。検索エンジンの問題だ。

ところがどうだろう、その営業活動と売り上げの関係をつかむことができるのか?どの営業がどの売り上げの要因になったのか?
営業部長が、社長が日報とデータを見比べて考え込む姿が目に浮かぶ。

そこにあるものはテキストで書かれた構造化されていないコンテンツとデータベースに入って脈絡を捨て去られた(構造化された)データの間の壁だ。
構造化データと非構造化コンテンツを結びつけるものはないのか?

つづく

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