千葉商科大学 - 英語教育の現場での活用

TeamPage は、インタラクティブな使い方ができる大変すぐれたツールです。ちょっとした工夫で勉強道具にも応用できます。

今日は、TeamPage を 2005 年からお使いいただいている千葉商科大学の講師でいらっしゃいます石田先生にインタビューにお答えいただきました。

「発信する英語」のトレーニング

――今日初めて伺ったんですけど、石田先生のところではすでに 2005 年から TeamPage をご利用になっていらしゃるんですね?

はい。前任者が導入を決めてそれを引き継いで利用しています。

――2005 年というとそろそろブログが広まってきた頃ですよね。

はい、千葉商科大学は、名前の通り単科大学だったのですが、やはり情報工学などに力を入れていかなければ、という事もあって、学内の IT 化は結構進んでいる方だと思います。そういう環境もあったので、比較的こういうツールは受け入れやすかったと思います。

――そうですか。実際のところどういった使い方をしていらっしゃるのかご説明いただけますか?

私が担当している英語のクラスで利用しています。私は「自ら発信する英語」を目指していることもあり、英語の課題のやりとりはもちろんですが、英語コミュニケーションのトレーニングの場として使っています。

画像――e-Learning のような使い方ですか?

ええ、そういう面もありますが、従来の e-Learning ですと、講師と生徒の双方向のコミュニケーションができなかったですし、やるとなると大げさなものになってしまっていました。

――双方向といえば、たとえば Web カメラを使ったものですとかがイメージしやすいですが。

そうですね、でもそれでは講師一人に生徒が複数というものに対応できないですし、ビデオで録画したものをインターネットで流すというのでは目指す双方向性にはなりませんから、意味があまりないですね。

――たしかに。

mixi の影響も

――TeamPage の場合ですと、文章中の段落にコメントが入れられますが、それをうまくお使いになられているということですか?

そうですね、段落にコメントをそれぞれ入れられるので、お互いに意図も伝わりやすいですし、便利だと思いますね。

――狙い通りの使い方になっていますか?

狙いは学生同士がこの場を活用してコミュニケーションへの展開ですが、もう少し時間がかかりそうですね。

――学生のみなさんの反応はどうでしょう?

学生の環境はここ 2 年ぐらいで大きく変わってきていますね。mixi の影響もあると思います。特に今学期の学生は抵抗感なく使っています。

――SNS の普及は特に影響を与えましたね。ただ私も SNS コミュニティの管理人をやっていますが、集まった情報の整理ができなくて困ることもあるんですね。ですから石田先生がやってらっしゃる事での利用はむずかしいんじゃないかと思います。
今後はどんな使い方をお考えですか?

携帯メールからの投稿や RSS を積極的に利用したいですね。

――使い途はいろいろとアイディア次第でいくらでも広げられるところも TeamPage のいいところですね。今日はどうもありがとうございました。

ありがとうございました。

※石田先生プロフィール
石田早苗 早稲田大学教育学部国語国文学科卒。San Francisco State Univ.大学院(M.A.TESOL Program)を修了。
2006 年より千葉商科大学非常勤講師。有限会社デジタルメソッド取締役。

インタビュアー:株式会社エス・イー・ラボ
取材日:2007 年 8 月

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